子連れ再婚だからといっても養子縁組は慎重にしたほうがいい
子連れ再婚をしても、再婚相手と子供の関係は
自動的に親子関係になるわけではなく、
養子縁組の手続きが必要になります。
子連れ再婚をする方の大きな悩みの一つが、
相手との親子関係ですね。
そのための親子関係を成立させる手段として
養子縁組を考えている方が増えています。
本来であれば血縁関係がない子連れ再婚には
親子関係は成立しないのが原則ですが、
法律上の手続きをすることにより血縁があったと同じような
親子になれるのが養子縁組です。
養子縁組によって法律上の親子関係になれば、
相続権が発生しますので子連れ再婚の相手方が
死んでしまった場合でも子供が相手を相続することができます。
また、法律上の親子関係となったからには、
子連れ再婚の相手と子供の間に養子縁組後は
扶養義務も生じることになります。
養子縁組には、親子は夫婦間の関係に
重大な影響を及ぼす行為です。
子連れ再婚だからといって、簡単に考えて
養子縁組を行うのは考えものですね。
ただ、養子縁組の重要性を考えてみると、
再婚相手に対して養子縁組をしてくれる気持ちが
あるかどうか確認してみるのもいいかもしれません。
再婚相手が、本気で家族関係を作りたいと
思っている人でしたら躊躇無く承諾してくれるでしょうから、
安心して子連れ再婚をすることができますね。
子連れ再婚をするお子さんとの関係でも、
養子縁組は慎重に考える必要があります。
養子縁組をすると、その旨が戸籍簿に記載がされることになります。
お子さんの結婚など何かのキッカケで戸籍簿を見られたときに、
子連れ再婚のときに養子縁組をしていた事実が発覚したときに
上手に説明をすることが大切になってきます。
いずれにしても、養子縁組とは当事者の意思によって
血縁関係と似た関係を発生させますので、
子連れ再婚だからすぐに養子縁組をするというのではなく、
将来を見据えて考えることが必要です。
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