離婚後に条件をつけることは難しい
離婚に同意してあげる代わりに一定の「条件」を
出すことが夫婦間では多く行われています。
離婚の条件として挙げられるもので、最も多いのが慰謝料でしょう。
精神的な問題であって、最後は金銭で解決することになりますから。
有責配偶者から離婚を言い出した場合に、
言われた側の立場としたら慰謝料をもらうことを条件に
離婚届にハンコを押すといったことも現実にはよくなされていることです。
子供がいる場合の離婚では、養育費の支払いの条件で
揉めることが多いです。
一ヶ月の金額で見ると大したことない金額でも
養育費は十数年の長期に渡って支払うので
総額では大きな金額になります。
養育費の支払い請求自体は法律上の権利なので
厳密には条件とはならないのですが、
養育費の額が原因で離婚調停にする方も多くいます。
更に子供がいる離婚で問題になってくるのが面接交渉権です。
条件として挙がってくる場合には、どれだけ面接を制限するかを
検討することになります。
とはいっても、子供自身が希望した場合においても、
離婚の相手方との面接を制限するような条件をつけるのは
子供のためにも良いとはいえません。
一刻も早く離婚を成立させたいばかりに、これらの条件を疎かにして
離婚をしてしまうケースも多いです。
しかし、一旦離婚が成立してしまうと、
後から条件をつけるというのが難しくなります。
離婚のときも結婚のときと同じようにお互いの合意が必要になります。
合意の条件として必要なものがあれば後々のためにも
離婚の成立のときまでに主張することが必要です。
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