DVで離婚したのに慰謝料が少ない？〜慰謝料を増額するためのポイント〜
配偶者から過酷なDVを受けて離婚に及んだ場合、
慰謝料を出来るだけ多くとりたい」と考える方も多いのでは
ないでしょうか。
しかしDVを受けた後の離婚で支払われる慰謝料は、通常
の離婚とそこまで金額が変わらない、という事実があり
ます。100万円?300万円が相場です。
DVを受けて離婚したに慰謝料の金額が変わらないことは
確かに不満を感じますが、慰謝料は相手の収入や持って
いる財産の状態から算出され、決定されます。つまり、
裁判所は酷いDVの慰謝料にも「ない袖は振れない」とい
う判断を下すのです。
DVでの離婚 慰謝料は多めにもらいたい
しかしDVによる離婚をした後は、自分自身の生活を成立
させていく必要があります。離婚する際に子供がいれば、
養う必要も出てきます。そう考えると、出来るだけDV離
婚の慰謝料は多めにもらいたいものです。
それでは慰謝料を多くするには、具体的にどうすれば良
いのでしょうか？
「あまりに過酷なDVを受けて離婚に及んだ」と裁判所が
判断すると、離婚する際の慰謝料の金額がアップする可
能性があります。そのような判断を得るためには、DVに
ついての証拠を取っておく必要があります。
DVでの慰謝料アップの鍵は「証拠」
証拠としては、DV時の録音や録画などの記録メディアが
いちばん良いとされています。
もしそれが残っていなかったとしても、手帳に日記を書
いておいたり、DVで受傷した際に受診した病院の領収書
でも、慰謝料を多くするための良い証拠になります。
DVを受けて離婚に及んだ元配偶者には、憎悪の気持ちが
もちろんあるでしょう。しかし、感情的に多額の慰謝料
を請求しても、逆に悔しい思いをするだけです。
冷静に作戦を練るようにしましょう。
