夫の退職金があるから離婚できない人たち
退職金制度のある会社に勤めている夫の奥さんは、
夫婦間に多少の問題があったとしても退職金が入るまで
離婚を思い留まっている方も多いでしょう。
夫の退職金目当てといったら語弊があるのかもしれませんが、
離婚のときにもらうお金は多いに越したことはありません。
離婚の財産分与としては、離婚の時にある財産を元に
計算することになるので、夫の退職金が未だ現実の物と
なっていないのであれば財産分与としてもらうのは
難しいかもしれません。
ただ、財産分与の協議の時に、
将来、夫に退職金が入ったときには、
別途協議をする等の定めを離婚協議書で
しておくことも可能だと思います。
いずれにしろ、離婚する意思がある以上、
夫の退職金を生活保障として考えるのは
妻の立場としたらある意味当然ですね。
夫の退職金が数千万円単位で入ってくるとなると、
その半分は妻がもらえる事になるように
離婚の時に決めてしまえば、特別に贅沢をしなければ
老後の生活に困ることもないでしょう。
厚生年金の分割と共に夫の退職金は
離婚協議の際に検討されるお金のうちで
大きな金額のものです。
夫の退職金としていくら貰えるのかが
分かっていない奥さんも多いですが、
これは万が一の離婚の際に必要になってくる
お金なので今のうちに旦那さんに
確認してもらっておいてもいいでしょう。
夫の退職金の額を気にする事は
特別珍しい事ではないですし、
就業規則に決められた計算方法で
算出するだけなので何の問題もありません。
離婚が問題になっている時には、
とかく視野が狭くなってしまうものです。
将来の夫の退職金などを
忘れてしまう場合もあるかもしれません。
離婚が現実のものとなっていないときから
準備を怠らないことが大切です。
