離婚もクーリングオフしたい?
クーリングオフとは、契約などの申し込みしてしまったとしても
後から撤回が出来る制度です。
離婚についてもクーリングオフの適用はあるのでしょうか。
インターネットで溢れているたくさんの情報よりも
正確な知識を身につけて欲しいものです。
クーリングオフは一般の契約を対象にした特例です。
離婚は身分に関する行為なので同様に考えることが
出来るかどうかです。
結論からいえば、離婚についてクーリングオフということは出来ません。
一旦届け出た離婚届けは有効に受理されても
クーリングオフを使えば撤回できるなどは誤りの情報です。
インターネット上には、離婚届を出しても六ヶ月間は
クーリングオフで撤回できるといった情報があるのも困ったものです。
まず、結婚や離婚などの身分に関する行為は
当事者の意思が重んじられる場面です。
クーリングオフの対象となる契約とはそもそも趣旨が異なるのです。
またクーリングオフは、契約についての弱者保護のための制度。
離婚については弱者保護の要請などは必要がないので
もちろん適用されません。
離婚の意思にについて、無効な事由があれば離婚無効の訴えなりますし、
詐欺などで取り消すことは法律が予定していることなので可能です。
ただ、それはクーリングオフとは全く異なります。
女性の場合は、離婚しても六ヶ月間再婚出来ない期間があることを捉えて
クーリングオフ期間と呼んだりすることもあるようです。
この期間についても離婚の撤回ができるといった意味ではもちろんなく、
クーリングオフとは何の関係もありません。
離婚もクーリングオフしたい?関連ページ
- 離婚しやすい夫婦、どんな夫婦?
- 両親が離婚したらどうなる?〜子供の現実的な問題〜
- 離婚届の証人を頼まれた!簡単に引き受けてトラブルにならない??
- 離婚は連鎖する!? 環境がそうさせるのか?それとも遺伝なのか?
- ちょっとだけ英会話★離婚て英語でなんて言う?
- アスペルガー症候群の人と離婚が出来るのでしょうか?
- 離婚を一方的に告げられたときのショックは想像もできないほど!?
- どうしても受け入れられない気持ちになる離婚とは?
- 離婚したことを会社に伝えるのは大変な気苦労がある
- 離婚の切り出し方でその後の展開がまるで違ってくる!?
- 相手の反対が予想される場合には、交渉スタートの機会は二度とないわけですか離婚の切り出し方にも最大限の気を遣っても遣いすぎることはないぐらいです。
- 子供なしの夫婦は離婚するのに障害が少ない!?
- あり得ない理由で離婚を言い出された人たち
- 仮面夫婦の離婚は実は簡単
- 妊娠中に離婚を告げられるのはあまりにかわいそう
- 離婚後に条件をつけることは難しい
- 相手の親から離婚問題が解決する方向で諭してもらう
- 有責配偶者からでも離婚は認められる場合がある!?
- 離婚率の高い職業はサービス業だった!?
- 円満離婚は、なぜそんなに難しいのか?
- 離婚の決め手となるのは性格の不一致ではない
- 離婚することで起きる様々なリスクとは?
- 離婚歴を消したいと誰しも思っている?
- 離婚歴を消すためには、転籍が一つの方法。
- 相手に離婚歴があるかどうかはどうしても気になる